ムーミンのマグはどれを選ぶか — ホーロー・磁器・ガラスの違い
ムーミンのマグを買おうとすると、同じキャラクターなのに素材の違うものが並んでいて迷います。ホーロー、磁器、ガラス。見た目より、使い方で選び分けるのが正解です。当店で扱っている実物をもとに整理しました。
まず結論
| ホーロー (Muurla) |
磁器 (ARABIA) |
ガラス (Muurla) |
|
|---|---|---|---|
| 電子レンジ | 不可 | 可 | 製品による |
| 食洗機 | 可 | 可 | 製品による |
| オーブン | 不可 | 可 | 不可 |
| 落としたら | 欠けるが割れにくい | 割れる | 割れる |
| 重さ | 軽い | やや重い | とても軽い |
| 保温 | 良い | 普通 | 低い |
| 価格の目安 | 2,800〜5,300円 | 3,800円前後 | 3,600円前後 |
電子レンジを使うならホーローは選べません。ここが最大の分かれ道です。
ホーロー(Muurla / ムールラ)
金属(銅板やアルミ、鉄)の表面にガラス質の釉薬を高温で焼き付けた素材です。中身は金属なので、電子レンジには入れられません。火花が出ます。
そのかわり、落としても割れにくく、軽く、保温性があります。キャンプや屋外で使う方に選ばれるのはこのためです。食洗機は使えます。
弱点は、強くぶつけると表面のガラス質が欠けること。欠けた部分は金属がむき出しになるので、そこから錆びることがあります。
当店ではムールラのホーローマグを14点ほど扱っており、容量は2.5dL・3.5dL・3.7dLが中心です。容量で迷う方は、別記事の「2.5dLと3.7dLはどちらを選ぶか」をご覧ください。
磁器(ARABIA / アラビア)
1873年創業のフィンランドの窯です。ムーミンのマグは食洗機・オーブン・電子レンジのすべてが使えます。日常の使い勝手ではいちばん素直な素材です。
容量は3dL(300mL)が標準で、直径約8cm×高さ約8cm。日本のマグとしても扱いやすいサイズです。
注意点は2つあります。ひとつは落とせば割れること。もうひとつは廃番のリスクです。ARABIAはシリーズや柄の入れ替わりが多く、生産が終わった柄は中古市場で価格が上がります。気に入った柄があるなら、迷っている間に手に入らなくなることがあります。
ガラス(Muurla)
ホウケイ酸ガラスのマグです。とても軽く、飲み口の当たりが柔らかいのが特徴で、冷たい飲み物や、色を楽しみたいハーブティーに向きます。
底にキャラクターのセリフが入っているものがあり、飲み終わると言葉が出てくる作りになっています。贈り物に選ばれやすいのはこの点です。
保温性は3つの中でいちばん低いので、熱いコーヒーを長く飲む用途には向きません。
用途から選ぶなら
- 朝のコーヒーを温め直したい → 磁器(ARABIA)。電子レンジが使えるのはこれだけです
- キャンプや屋外で使いたい → ホーロー。割れず、軽く、保温が効きます
- 贈り物にしたい → ガラスか磁器。見た目の華やかさが出ます
- 子どもが使う → ホーロー。落としても割れません
- とにかく軽いものがいい → ガラス
よくある誤解
「ホーローは陶器の一種」ではありません。見た目が似ているので混同されますが、ホーローの中身は金属です。この一点を知っているだけで、電子レンジでの失敗を避けられます。
「ムーミンのマグはどれも同じメーカー」でもありません。フィンランドには公式ライセンスを持つメーカーが複数あり、ムールラはホーローとガラス、アラビアは磁器、マルティネックスは樹脂や雑貨と、得意分野が分かれています。
関連

