北欧ヴィンテージ食器の選び方 — 状態表記の読み方と、気にしなくていい傷
北欧のヴィンテージ食器は、1940〜70年代につくられたものが中心です。半世紀以上前の品ですから、多かれ少なかれ使用の跡があります。
「傷があると書いてあるけれど、どの程度なのか」がいちばん分かりにくいところだと思います。当店の商品ページでよく使う言葉を、実際にどういう状態を指すのか整理しました。
貫入(かんにゅう)
釉薬(うわぐすり)の表面に入る、細かいひび状の線です。割れではありません。陶器と釉薬の収縮率の違いで自然に生じるもので、焼き上がった直後から入っていることもあれば、長年使ううちに増えていくこともあります。
強度には影響しないので、そのまま使えます。むしろヴィンテージらしい風合いとして好まれる方も多くいらっしゃいます。ただし貫入の線に色が入って茶色く見えている場合は、長年の使用でお茶やコーヒーの色素が染み込んだものです。これは洗っても落ちません。
金彩のすれ
縁に金色のラインが入った食器は、この部分が最も摩耗します。重ねて収納していた跡、洗う際にこすれた跡などで、金が薄くなったり部分的に消えたりします。
当店では「金彩にすれあり」と記載し、目立つ場合は写真でその箇所を写しています。飾って楽しむ分にはほとんど気になりませんが、贈り物にされる場合は状態のよいものをお選びいただくのが無難です。
金彩のある器は電子レンジに入れられません。金属なので火花が出ます。これはヴィンテージに限らず新品でも同じです。
スレ傷・カトラリーマーク
皿の内側に付く、細い灰色の線です。ナイフやフォークが当たってできたもので、実際に食卓で使われていた証拠でもあります。
軽いものは重曹やメラミンスポンジで薄くなることがありますが、深く入ったものは取れません。
気にしたほうがいいもの
逆に、以下は使用に影響するので当店では必ず明記しています。
- ホツ(欠け) — 縁や高台の欠け。口が当たる位置にあるものは食器として使いにくくなります
- ひび — 貫入と違い、生地まで達しているもの。水が染みるため、使い続けると広がります
- 直し(金継ぎ・接着) — 修復跡があるもの
買う前に見ていただきたいところ
商品ページの写真は、正面だけでなく裏面とバックスタンプも載せています。裏を見ると、その器がどの年代のものか、どんな使われ方をしてきたかが分かります。
気になる点があれば、お気軽にお問い合わせください。追加の写真をお送りします。

