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フィンランドブログ

リコリスとサルミアッキの違い — 同じものではありません

by 赤坂良太 18 Aug 2026

「サルミアッキ リコリス」で検索して来られる方が多いのですが、この二つは同じものではありません。リコリス菓子という大きな枠があり、そのなかの一種類がサルミアッキです

リコリスとは何か

リコリス(licorice)は日本語で甘草(かんぞう)と呼ばれるマメ科の植物です。根に甘み成分があり、砂糖の数十倍の甘さを持ちます。ヨーロッパでは古くから薬用と菓子の両方に使われてきました。

リコリス菓子は、この甘草の抽出物で風味をつけたお菓子の総称です。黒くて、八角やアニスに似た独特の香りがあります。この時点ではまだ、しょっぱくありません

サルミアッキは「塩化アンモニウム入りのリコリス菓子」

リコリス菓子に塩化アンモニウムを加えたものが、サルミアッキです。あの刺すようなしょっぱさと薬品のような香りは、この成分によるものです。

塩化アンモニウム自体は白い粉です。サルミアッキが黒いのはリコリスと着色によるもので、塩化アンモニウムのせいではありません。

並べるとこうなります

リコリス菓子 サルミアッキ
主な原料 甘草(リコリス) 甘草+塩化アンモニウム
味の方向 甘い・香りが独特 甘い+強いしょっぱさ+苦み
見た目 黒いことが多い 黒い
日本での評判 好みが分かれる 「世界一まずい」と言われる

つまり、リコリス菓子が苦手な人はサルミアッキも苦手ですが、逆は必ずしも成り立ちません。リコリスは平気でも、塩化アンモニウムの塩気で脱落する人はたくさんいます。

「サルミアッキ味」という表記について

商品名に「サルミアッキ味」と書かれているものは、風味だけを乗せた比較的穏やかなタイプであることが多いです。本体ではなく味の再現なので、初めての方の入口に向いています。当店にもこのタイプがあります。

どちらから試すか

リコリス菓子を食べたことがないなら、まずリコリスから入るほうが段階を踏めます。いきなりサルミアッキに行くと、リコリスの香りが嫌だったのか塩気が嫌だったのか、自分でも分からないまま終わってしまいます。


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